どうも、週末翻訳家です。
今日も今日とて仕事ですが、気分だけでもお休みを先取りして、この週末からどっぷりマンガ漬けになっております。
いやー久しぶりに読みまくったわ。マンガに1万円以上使った。
18世紀フランス革命時代、ルイ16世やマリー・アントワネットなど数々の主要人物の処刑に関わった死刑執行人、シャルル-アンリ・サンソンに焦点を当てた作品です。
処刑人という職業が大変なプロフェッショナルで、世襲されていたというのも知りませんでしたが、この時代の公開処刑がある種のエンターテイメントだったことを鑑みれば、その計画管理実行がどれほど大変だったか想像に難くありません。
処刑シーンはグロいものの、人の死の描き方が夢想的でもあり美しさすら覚えます。
試し読みするとわかるのですが、画力がえげつないのです。
著者はめちゃくちゃデッサンしまくって来たんだろーな人体を(中も外も)。
美麗なんだけど生々しくて、人によっては閲覧注意かもしれません。
物語序盤で、処刑史上最も残酷と言われた「八つ裂きの刑」を主人公が執行することになり、その有様を詳細に描いているのですが、なんと一巻の3分の2がそれなのよ。
なかなか千切れない四肢に手こずるくだりで、残酷すぎて、ヒィイ早く死なせてあげてェ〜とページをめくる手が速くなりました。
あと、ベルセルクの最新刊が出たのを知って速攻でポチりました。
作者の三浦建太郎先生は今年急逝されており、これがペン入れをした最後の原稿とのこと。
よりによって、このシーンで絶筆とは(涙)
物語作品は当たり前のように完結するものと思い込んでいますが、こんな風に終わりを見せてもらうことが叶わない物語もあるのです。切ない。
この年になると、こちらが先に”絶読”しちゃう可能性もあるしね。
しかし、こうも刺さる作品をピンポイントでオススメしてくるAmazon沼がやばいです。
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