今朝、通勤電車で海外から来られた旅行者の方と席が隣になり、お話しする機会がありました。
お父さんと娘さんの二人連れで、朝一で日本庭園を見に行くとのこと。
背の高いお父さんは、長い足を折りたたむように座っていました。
その時に、お父さんがこんなことを聞いてきました。
お父さん「なんで日本の電車の椅子は、こんなに低いんだい？」
私「日本人は足が短いからです」
お父さん「んなこたあないだろ。背の高い日本人もたくさんいるじゃないか」
私「でもほれ、私を見て？ひざ下が短くて床に届かないから、つま先つけてるんですよ」
お父さん「またまたぁ。うちの嫁は君くらいの身長だけど、そんな風にはならないよ。全世代に配慮してのことなのかな？お年寄りの人に合わせているのかな？」
お分りいただけただろうか。
旅行者のお父さんは、身長しか見ていないが、私は足の短さの話をしているのだ。
（なんか悲しくなってきました）
どうしても足の短さを理解してくれなかったため、自分の経験談を話すことに。
私「スウェーデンに行った時、全てが高くて大変でした。私、トイレに座ると、足がつかなかった」
お父さん「Oh」
私「会社の受付カウンターも高すぎました。私の顎くらいの高さで、受付の人に気づいてもらうのも必死」
お父さん「まじで」
私「まじで。こんな感じ」
お父さん「」
なぜ私は朝っぱらから、自分がチビで足が短いことをこの見知らぬ人に納得させようとしているのか。
ようやく分かり合えてきたころ、お父さんと娘さんは目的地の駅に着きました。
お父さん「話せて楽しかった。ありがとう！」
そう言いながら、ちょっと背中を丸めて電車を降りていったお父さんが、微笑ましかったです。
彼らの日本滞在が少しでも面白いものになったのであれば本望である。
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