アラフォーシングルの「人生あと60年。まじで?!」

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【外資系よもやま話】インド人の気遣い

同僚のボッティさん(仮名)が教えてくれた、外資系よもやま話です。

ある日ボッティさんが来客対応で、お客様をエレベーターホールまでお見送りしていた時のことです。
軽く会話をしながらエレベーターを待っていると、会社のインド人もやってきました。
エレベーターが到着しドアが開くと、インド人が先に乗り込んで、お客様のために「開」ボタンを押してくれました。
お客様がエレベータに乗り込み、ボッティさんは、さあお見送りの仕上げといわんばかりに、
「私はこちらで失礼させていただきます。今日はありがとうございました」
とカンペキな笑顔で挨拶をし、深々とおじぎをしました。
イメージしてください。お店とかでたまにある、とっても丁寧なお見送りを。
店員さんがお客様が見えなくなるまで頭を上げない、あれです。
さ、そろそろ扉が閉まったかな、というタイミングでボッティさんが顔を上げると・・・・

 

 

 

 

 

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そこにはニコニコして「開」ボタンを押し続けるインド人と、気まずい顔をしたお客様が、まだいたのであった。
日本人であれば、おそらくボッティさんが頭を下げ終わったくらいのタイミングで空気を読んで「閉」を押してくれたでしょう。
そうすればボッティさんが顔を上げるタイミングで、エレベーターの扉は閉まっていたはず。
それが日本人的美しいタイミングです。
しかしインド人には日本人の幕引きの美意識など、わかるわけもなく。

勝手な想像ですが、
   日本人たちの、この別れの儀式を邪魔してはなるまい・・・
   2人をつなぐ扉を開け続けることが、私の勤めだ・・・
   Show must go on...
とさえ、思ったのかもしれない。(いやむしろ思っててほしい)

この話をボッティさんから聞いて、ジワジワ可笑しさがこみ上げるとともに、あたたかい気持ちになりました。
基本、優しいインド人。
そういえば最近、インドの暮らしやインド人との触れ合いを配信する日本人のチャンネルを見つけてハマってます。

行ってみたいけど行きたくない国、インド。
こうして動画で紹介してくれるので、どんどん身近に感じてきてしまいます。

 

 

外資系のよもやま話、いろいろあります。↓ 

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