アラフォーシングルの「人生あと60年。まじで?!」

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【読書感想】荒川和久『ソロエコノミーの襲来』

ソロエコノミーの襲来 (ワニブックスPLUS新書)

オカンに借りた本、荒川和久『ソロエコノミーの襲来』を読了しました。

全体的にソロ男(独身男性)フォーカスでしたが、ソロ女が読んでも面白かったです。

特に「江戸時代にもあったソロエコノミー」という、江戸時代のソロ男たちの暮らしぶりを紹介する章がたいへん面白かった。

外食産業が盛んで独身者でも困らないサービス形態がすでにあったようです。

フードデリバリーサービスも婚活ビジネスもシェアリングエコノミーもすでにあったとは驚き。江戸時代、先進的だわ〜。

いくつか気になったデータが紹介されていたので、抜粋します。

人口減少が不可避である最大の要因は、少子化でも未婚化でもない。日本はこれから「多死時代」へと突入するためだ。(中略)死亡率ではなく、死亡者数でみると、2023年から約50年連続で、年間150万人以上が死んでいく計算になる。太平洋戦争時の1年分に匹敵する数である。戦争もしていないのに、戦争中と同等の人が死ぬ国になるのだ。(p52)

実際に孤独死の危険のある一人暮らしのセルフネグレクト高齢者のうち、婚歴のない独身は3割で、残りの7割は、離別や死別した元既婚者や家族と暮らしていた人たちである(平成22年内閣府セルフネグレクト状態にある高齢者に関する調査」より)。(p232)

 おひとりさまだから、とか、既婚者だから、というくくりに入っていたとしても、それで一生涯安心できるという時代じゃないのかもしれませんね。

どんなときでも、自立して生きられる力を蓄えておくのが、一番の方策でしょう。

 

 

 

 

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