アラフォーシングルの「人生あと60年。まじで?!」

100年生きちゃうかもしれないこの時代、お一人様が楽しく幸せに生きていくための実験的かつ実践的ブログ。

【楽に生きる】40代、自分探しは枕探し

 「自分探し」

という言葉が流行って廃れて、揶揄の対象になってからどれくらい経つでしょう。

私はアラフォーになってから大学で勉強をし直したのですが(今はもう修了)その当時、同僚に大学で勉強していることを伝えたら、

どこ目指してんの?

その歳で自分探し?

自分なんて探しても結局見つからないよ。

と言われました。

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その時すんごい違和感を覚えたんですが、言葉が咄嗟に出てこず、何も言い返せませんでした。

後からじっくり考えてみると、違和感の正体は、彼の言う「自分探し」と私の思う「自分探し」の定義が違っていたからなのかもしれないと思いました。

私の定義では「自分探し」は、何が自分にフィットするか、実験的にたくさんのことを試すことです。

例えるなら枕探しと一緒。

私たち、生まれ落ちてから、しばらく(相当しばらく)の間は、誰かから与えられた枕で眠ります。
子供なら、養育者が選んだ枕だったり、大人になっても旅先では、ホテルから貸与された枕で眠ります。

でもある時、枕は自分で選べるというアイディアに巡り合います。
枕は睡眠の要だとも。
たしかに、睡眠は人生の三分の一を占める重要な生命活動です。

でも本気で自分にぴったりの枕を枕専門店で探し当て、高い値段で購入した人は、どれほどいるんでしょう?
私たちは、なんとか工夫し、量販店の安い枕を何個か試しては捨てたり、枕をせずに寝てみたり、ついには巻いたバスタオルに落ち着いたりします。
そうしているうちに、体の方もその枕に馴染んでいたりします。
結局は何が正解だったのか、わからなくなります。

それでいいんだと思います。

朝、目覚めて、ああ、よく寝たな。
夜、ベッドに体を横たえて、ああ、気持ちいい。

それが全て。

その「今、ここ」の気分の良さを頼りに、生きていけばいいんだと思います。
慣れ親しんだものに違和感を覚えれば、また探せばいいんです。

高い枕を買ったからって、それがしっくりくるとも限りません。
あるときは、誰かの腕枕が自分にとって最良の枕だったりするかもしれません。
あるときは、枕なしがいい時もあるでしょう。

今、ここにある体と心にフィットする状態を探すこと。
それが私にとっての自分探しです。

 

というようなことを、あの時の同僚に言ってやりてえわ。

 

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