毎度毎度マニアックな話題ですみません。
外資系だからなのか、うちの会社がたまたまそうなのかわかりませんが、たまに
わお(゚∀゚;)=3
と思うような仕事を依頼されます。
ある日、上司から、全エンジニアに対して業務改善に関する意識調査と開拓をかねた1 on 1(一対一の面談)を実施するように依頼されました。
うちの会社は、日本人だけでなく、外国籍のエンジニアも多数います。
つまり彼らにも1 on 1を・・・と?
聞きたい情報を質問するだけのインタビューならさほど難しくありませんが、意識調査となると、Yes Noで答えられないような意見や思いも引き出さないといけない。
さらに意識開拓の領域まで至ろうと思えば、彼が自ら改善項目を見つけ、行動を起こすようになることが求められます。
日本人相手に、日本語でやっても難しい話です。
めっちゃ悩みました。
当時、社内の雰囲気はかなり悪く、下手に1 on 1をすると、前向きな言葉を引き出すどころか、不平不満や愚痴が噴出する可能性がありました。
それをいかに建設的な対話にするか?前向き思考を引き出せるか?
私はコーチングを学んでいたので、対話の骨格としてGROWモデルを使うことにしました。
しかし日本語でならまだしも、英語でこれを・・・?_(:3 」∠)_マジスカ
とにかく、圧倒的に語彙力が足りない。語彙をインプットしなくては。
そこで登場するのが、毎度毎度のYouTubeです。
本当に何度でも声を大にして言いますが、YouTubeには何でもある!
YouTubeでGROWモデルを使ったコーチングセッションのデモを検索して、観まくりました。
セッション動画はたくさんアップロードされていますが、クオリティはまちまちです。
とりあえずクライアントさんが楽しそうに話をしているセッションを選び、繰り返し視聴しました。
そして使えそうな表現、言い回しを書き出して、暗記するまで練習しました。
最終的に、セッションで使うのは、これだけにしました。
欲をかくと失敗すると思ったので、最初から得意な質問・決まり文句を作ってしまって、それらが自然に口から出てくるようになるまで練習しました。選択と集中です。
ここで私が学んだことは、
自分にとってなにか新しいことをやらないといけないなら、その分野でロールモデルを見つけて、真似するのが一番早い。
ということです。
私の場合、英語1 on 1のロールモデルは身近にいなかったので、YouTubeが頼りになりました。
で結局、1 on 1はどうなったか?
結果的に、1 on 1は成功と言えるものになりました。
「話をしっかり聞いてもらえて、うれしかった」
「振り返りが出来た」
「次に何をすべきか、見えてきた」
セッションが終わると、皆明るい顔で帰っていきました。
とあるエンジニアの上司からは
「なかなか腹を割って話してくれなかったことを1 on 1で引き出してもらった。ありがとう」
と言ってもらえました。
組織への影響としては、改善への機運が高まり、今現在もたくさんの改善活動が同時多発的に起こっています。
1 on 1に関して言えば、私が初めて関連書籍を読んだのがこちら。
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あれから数年経ちますが、昨今、いろんな企業で1 on 1が注目を浴びています。
実際にやってみると、なるほど一人一人の話をじっくり聞くことがどれほどの効力を持つかが、肌感覚として理解できます。
英語云々はともかく、1 on 1をやらせてもらって良かったと、今では機会を与えてくれた上司に感謝をしています。
英語関連の記事、他にもいろいろあります。↓
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