この記事では、とあるトピックについて、1時間英語で講義をしなければならなくなった時、必死に編み出した方法を紹介します。
ある日、週末翻訳家は上司の部屋に呼び出されました。
上司の依頼は、こうでした。
「最近増えてきた外国籍の従業員に対して、研修を実施したい。ついては、今ある社内研修の英語化を頼む」
つまり、すでに日本語で実施していた既存の研修を「英語化」することが私の任務・・・。
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「元ネタがあるんなら、ただ訳せばいいんじゃん?」と高を括ると、だいたい失敗します。
直訳って、想像以上に通じません。
特に技術用語は、本当にその技術分野界隈で、一般的に技術者が使っている表現でないと、仮に意味は通じたとしても、
はあ???そんな言い方しねーよ(゚д゚#)
って受講者に思われちゃいます。
は?じゃあどんな言い方すんじゃい?( # ´Д` )アアン?
って逆切れしたところで、日本にいて日本語で仕事をしている私には、知るすべがありません。
英語でそんなマニアックなトピックを教えてくれるセミナーは日本ではなかなかやってませんし、やっててもどこかの大学の講義だったり、高額だったり、東京でしかやってなかったり。
つまり、私にはそのトピックが英語でどう話されているのか学ぶチャンスがなかったのです。
ところで、私の趣味はYouTubeを観ることです。
ゲーム実況やテックレビューが好きでよく観ていますが、気づくと何時間も経っているほどの中毒者です。
この趣味が、まさか仕事の助けになるとは思いもしませんでした。
YouTubeって、想像以上に様々なコンテンツがアップロードされているんです。
そのトピックでささっと検索してみると、あっけにとられるほど簡単に見つかりました。
その道のエキスパートのネイティブスピーカーが、惜しげも無く研修動画を公開しているではないですか!
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それからは、件のトピックを取り扱っているYouTubeの動画(英語)を観まくって、自分の講義に使えそうな単語・言い回しを書き出し、丸暗記しました。
まあ、パクった真似できるところは真似したわけです。
でもそのかいあって、研修の英語化はかなり成功しました。
また副次的効果として、そのトピックに関する語彙や英語表現にはめっぽう強くなりました。
まさかYouTube狂いを仕事に活かせる日が来るとはな・・・
アラフォーシングルが自己紹介で「YouTubeが趣味です」って言うと、だいたい失笑されるんですが、人生、何が役立つかわかりません。
真面目な話、これから日本の会社でも外国人従業員が増えてきて、社内研修の英語化を考え始めている企業も多いのではないでしょうか。
外注せずに社内で英語化する!って頑張ろうと思っている研修担当者さんには、是非ともオススメしたい方法です。
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