なんでこんなに惹かれるのかわからないんですが、VTuber(バーチャルユーチューバー)の日雇礼子さんが好きなんです。
『日雇礼子のドヤ街暮らしチャンネル』は、美女キャラクターが、日雇いの街で知られる大阪あいりん地区のスポットを巡って合成音声で淡々と紹介するという、斬新なチャンネルです。
今年に入って、産経でも記事になっていました。
中の人、性別書かれて良いのかw
何が好きかって、礼子さんがあいりん地区の食堂で食事をする描写がけっこうあるんですが、ホルモンそば350円(2玉)とか、甘味処でダブルぜんざい440円とか、天丼450円とか、力餅うどんとか、あんころ餅とか、シャーピットとか、ジャンクで美味しそうで、妙に食欲をそそるんですよね。
そんなあいりん版孤独のグルメを観ながら、私が最もハッとした礼子さんの言葉。
“モノを食べる時はね 誰にも邪魔されず
自由で なんというか 救われなきゃダメなんだ”(by 日雇礼子)
なぜかこの言葉で、礼子さんとその暮らしが、いきなりブワっとリアルな存在に感じられたんです。(それまでは正直、別の世界のこととしか捉えていなかった)
自分がこういう境遇になった時、私はどうなるだろうか?
モノを食べることで救われるだろうか?
今だって私、礼子さんが動画で食べているより良いもん食べてるはずなのに、礼子さんほど救われているだろうか・・・?
いろいろと考えちゃいました。
動画では、あいりん地区の様々な一面が真面目にかつ面白く紹介されていますが、その端々に礼子さんの地区に対する愛着を感じます。
礼子さんが動画を始めたきっかけでもある「知らないがゆえの偏見」。
YouTubeという媒体は賛否両論ありますが、こうした現場の人の現場の情報が共有され理解されるのが比較的容易で、視聴者が他人事から自分事へ視点を変えて見るチャンスを与えてくれる媒体でもあります。
「知らない」が「知っている」にシフトして、世の偏見というものが少なくなっていけば良いなと思います。
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