東京遠征から戻り、やっと読むことができた佐野洋子『ヨーコさんの“言葉”』
やっぱり好き。
北村裕花さんの絵も味わい深い。
しわ、たるみ、しみなどが花咲いた老人になって、すごく気が楽になった。もうどうでもええや、今から男をたぶらかしたりする戦場に出てゆく訳でもない。
世の中をはたから見るだけって、何と幸せで心安らかであることか。老年とは神が与え給う平安なのだ。(佐野洋子 『ヨーコさんの“言葉”』p33)
年取ったといえどまだ40代、いちおう人に会う時は小綺麗にしていようとは思っていますが、心の中はこの心境です。
40代は神が与え給う平安なのだ。
でもたまに人に「はよ嫁に行きや」とか言われると、えーっ、もう40過ぎたのにまだこれ言われるの?お役御免と思ってたのに、と密かに思うことも。
この調子で60歳になっても「まだ産めるよ大丈夫!」とか言われる世の中になったらどうしよう、と戦々恐々しているこの頃です。
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