アメリカのスーパーマーケットチェーン、Krogerはアリゾナ州スコッツデールでNuro(ニューロ)社の無人自律走行車を使った食料品の配達を行っています。
- 週5.95ドルの定額料金で利用可能。配送は1品からでも可能。
- 同日または翌日配送が選べる。
- Fry's Food StoresモバイルアプリかWebサイトで注文すればサービスが利用できる。
Krogerはこの他にも、自動ロボット倉庫を建設中だそう。
ロボットと自動化を駆使して、倉庫管理、出荷、配送までシームレスな工程が可能になるそうです。
人気のない、未来的で無機質な風景が想像されます。
不在と再配達にどう対応するのか?
自動運転はもちろんすごいことですが、個人的には「受取人不在」「再配達」にどうやって対処するのか気になります。
というのも、私は配送業者さん泣かせの不在魔人だったからです。
(宅配ボックスのあるマンションに引っ越してからは、なくなりましたが)
生鮮食品のラストワンマイル (受取までのあと一歩)の難しさはここにあると思います。
「この時間内に、この場所に」取りに現れなければ、受取人不在として再配達処理に回されるのでしょうか。
無人とはいえ、受取には人間が介在するため、遅れが発生することは避けられません。
また交通状況の影響も避けられません。
つまり「この時間内、この場所に」という要求を、配送車両自体が満たせないケースが発生するはずです。
その時、どうやって対応するんだろうか?
スマホアプリに「あと何分で着きます」みたいなアラートを入れることで、人間側が合わせることはできますね。
また顧客から変更連絡が入った場合、すぐさま配送スケジュールをアップデートして、最適ルートを導き出すのも得意そうです。
田舎では出来るが、都市部では難しいとかあるのかな?
技術面でも運用面でも、いろいろ課題がある(あった?)であろうことがうかがえます。
また国によっても事情は違うでしょうから、日本にこういったサービスを導入する時は、また違った課題がありそう。
いずれにしても、便利になるのは大歓迎。
これからの動向に注目したいです。